DAILY SHORT COLUMNS - Daily Business - |
2003.08.16 | 出戻りラッシュVol.7
私のほぼすべてのクライアント、換言すれば物事の普遍的本質や日々変遷するその時々の状況を把握できず、自らの夢や希望を指し示す内なる心の声とその時々の在り様に照らして今後進むべき方向性や方法論を的確に判断できない人達ということになるのですが、彼らに共通しているのはやみくもに先を急ごうとすることです。 何らか目の前の事柄にかかずりあってさえいれば心の平静が保てるという悪循環の繰り返しで、このサイクルから脱却していかない限りは、ストレスや悩みの対象が変わるだけのことですし、たとえ何らかの成果につなげていくことができたとしても充実感や満足感は決して得られるものではありません。人の価値観も取り巻く環境も千差万別、その人の幸せはその人にしか判らないのですから、じっくりと腰を落ち着けて自らが何をすれば楽しいのか、どこに行きたいのか、何を手に入れたいのか・・・、そうした自らを見つめ直すことから始めていくことがまずは第一歩なのです。(続く) |
2003.08.14 |
出戻りラッシュVol.6 それもこれもクライアントの実質評価の見誤りと目標設定ならびに支援計画の精度不足という私自身の判断の甘さが招いた結果ですから、ひたすら自己反省をしてやがてまた再開するであろう?これらクライアントとの今後の関係づくりに役立てていこうと考えています。 この5年間の案件の成否は連戦連勝が続いていましたから、若干の油断とそれによる見切りスタートが敗因であることはよく自覚しています。私の仕事は、客観的かつ多角的な観点から顧客の経緯と現状を分析し、ともに将来への展望を導き出していくことがスタートでありそして実質上のゴールでもあるにもかかわらず、ついつい先を急ぐクライアントに引き擦られてしまったのです。(続く) |
2003.08.13 |
出戻りラッシュVol.5 物事の普遍的本質や日々変遷するその時々の状況を見極め、また同時に自らの夢や希望を指し示す内なる心の声とその時々の在り様に照らして、今後進むべき方向性や方法論を的確に判断して修正をしていくこと・・・、それは決して天賦の才能ではなく、その気になりさえすれば誰にでもできることである・・・、先頃までこの自明の事実が誤りなのではと自問自答を重ねていましたが、もうすっかりと霧が晴れました。 というのも、先頃までお付き会いをしていたクライアントが揃いも揃って超ド級レベル・・・、私としてはただ時間と手間を強いられるばかりで、何らの成果にもつなげられないどころか、日々費用の持ち出しばかりが累積していく悪循環から長く脱却できないまま、ただいたずらに時を過ごさざるをえないというストレスフルな状況が続いていたのでした。(続く) |
2003.08.10 |
もし現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで全世界を100人の村に縮小するとどうなるでしょう(business & life共通) その村には… 57人のアジア人 52人が女性で 70人が有色人種で 70人がキリスト教以外の人たちで 89人が異性愛者で 6人が全世界の富の59%を所有し 80人は標準以下の居住環境に住み 1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け もしこのように縮小された全体図から 私達の世界を見るなら また次のような視点からもじっくり考えて見ましょう もしあなたが今朝目が覚めた時 病気でなく健康だなと感じることが出来たなら もしあなたが戦いの危険や投獄される孤独や獄門の苦悩 もしあなたがしっこく苦しめられることや逮捕拷問 もし冷蔵庫に食料があり着る服があり 頭の上に屋根があり寝る場所があるなら… もし銀行に預金がありお財布にお金があり もしあなたの両親がともに健在で そして二人がまだ一緒なら もしこのメッセ−ジを読む事ができるなら あなたはこの瞬間2倍の祝福を受けるでしょう 昔の人がこう言いました 我が身から出るものはいずれ我が身に戻り来ると お金に執着することなく喜んで働きましょう このメッセ−ジを人に伝えて下さい そしてその人の一日を照らしてください ※作:K.Leipold ※訳:なかのひろみ |
2003.08.03 |
人は大抵の場合それまで努力を重ねてきた事柄や築き上げてきたものにどうしても固執してしまいがちです。そうした方法論の問題であればともかく、もともとの目的意識の持ち様を誤ってしまっているようなケースにおいては、執着心を捨て去り自らのあるいは取り巻く環境の本質を見極めて自らの進むべき方向性や方法論を修正していくことは非常に困難を極めるものです。 私の仕事は、客観的かつ多角的な観点から顧客の経緯と現状を分析し、ともに将来への展望を導き出していくことからスタートしていくわけですから、もはやそれは顧客とのバドルといっても過言ではないほどに過酷な、そしてまた長期にわたる作業となってしまうことが多いのです。この段階に何年もかかってしまうようなケースはもちろん、前述のように感情的になった顧客との話し合いが決裂してインターバルができてしまったり、時には完全に決裂して案件が立ち消えてしまうようなケースすらあります。 それでもこの最初の段階が、私の仕事のほとんど大部分であるといっても過言ではありませんし、この作業を妥協なく達成することさえできれば、案件の実質的スタート後は放置しておいても構わないほどに順調に推移していくものです。もちろん定期的に監査はしていきますが、実際には単なる形式と懇親的意味合いに過ぎません。したがって私は、この実質スタート前の顧客とのバトルに全身全霊を傾けて取り組むことを常としているのです。(続く) |