DAILY SHORT COLUMNS - Daily Business -

 

2001.05.31

私はこんな仕事をしています Vol.12


忙しい時と暇な時の落差が極端に大きいのが私の仕事です。

どんな仕事もそうですが、顧客の都合が最優先ですから、仕事量のコントロールはとても難しいですよね。暇な時にはまったく何もないのですから、そういう時に少しずつでも案件を回していきたいと常々思うのですがままなりません。そうした余裕のある時には、時期新規案件のためのマーケティングや事業計画書のドラフトを作成したりしますから、そういう時期も必要ではあるのですが・・・。

この数日でも、ここしばらくの間回答を待っていた先や、もうこのまま立ち消えてしまうのかと思っていた先からの各種発注が重なってしまい、また急に忙しくなってしまいました。進行管理案件ならばそれほど苦でもないのですが、実務に自らあたるような今回のような案件が重なるととても厳しい日々が続くことになります。


2001.05.28

私はこんな仕事をしています Vol.11


顧客に対しての最も効果的なプレゼンテーションは、実際にプレゼンする内容をまず実践してしまうことです。どんな目的で、どんなことが、どんなふうに実行できるのかということを、小さな規模でもまず実現してしまい、そのシステムと構成メンバーをそのまま顧客に引き継ぐことが最も早道ですし、私の日々の活動の大半であると言えます。

才能や能力に恵まれた、またやる気に溢れた、あるいは自らの将来を明確に見定めているといった優れた人材と彼らを強く求めている企業を、また同業種のあるいはまた異業種の個々の企業同士を、既存のシステムの見直しと再構築、さらにまた新たなシステムの創設により結びつけていくこと、それが私がコンセプトデザイナーとして指向しているところです。

スペシャリストとジェネラリストは、双方が揃って初めて機能するわけですし、究極のジェネラリストを目指す私の役割は、スペシャリストのための環境整備に尽きてしまうのです。


2001.05.26

私はこんな仕事をしています Vol.10


もうここ数年の間、私は営業活動をほとんどしていません。

案件の依頼は、何と言っても既存の顧客の紹介という日本の経済社会の伝統的習慣によることが多いのですが、私はパソコンの出張講習やウェブディレクション&ウェブデザイン、システムエンジニア、ライター、フォトグラファーなどといった様々な仕事をしている関係で、これらの個々の仕事で顧客企業に出入りすることがきっかけとなって、CI計画、事業強化と事業革新、新規事業開発、リストラクチャリング、業務提携とM&A、事業経営資源と組織機構の刷新や構築といったコンセプトデザイナーとしての仕事につながっていくことも多いのです。

最近はこうしたスタイルから脱却して、当初から明確な顧客の需要と私のネットワークという供給を、間に第三者が介在しない直クライアント形式で結びつけるためのWebシステムの構築に取り組んでいますが、これがなかなか時間と手間を要しています。


2001.05.24

私はこんな仕事をしています Vol.9


早い場合には、事前の打ち合わせやプレゼンテーションの段階においてポシャってしまう場合もままありますが、かえってこうした当初の段階で結論が出るケースは私には最もありがたいのです。言いたいことを言いたいように言って、この段階で出入り禁止を申し渡されて綿しまうようなこともあります。

最悪の場合は、案件が進行しその成否が明らかになるような段階になって、成果があがらないような場合に限って待ってましたとばかりに非難を始める顧客です。私としては、成否にかかわらず時間と手間は同じなわけですし、成功報酬契約を基本としているために無報酬になるばかりでなく、その上私の責任だけを追及されるのですからまさに踏んだり蹴ったりです。


2001.05.23

私はこんな仕事をしています Vol.8


初めてのクライアントと最初の案件を推進していく当初の段階での打ち合わせや契約がスムースに進展するかどうかは、そのクライアントとの良好な関係をその後構築していけるかどうかにはほとんど影響しません。

かえってお互いに印象が悪く決裂寸前のところを何とか契約にこぎつけたような先で、その後私の主要顧客になっているようなケースも多いのです。

以前はそれなりに事前の調査能力や顧客のトップや担当者、また企業体質自体を推し量る自分の目にも自負心を持っていた時期もあったのですが、いかにそうしたことがあてにならないかということはこれまでの経験から明白なので、もう最近ではまずは始めてみようという悪く言えば成り行きまかせの姿勢でいます。

強いて言えば、経営者と直接の担当者の人間性を直感で判断して、好きか嫌いかという最もプリミティブな基準で正式依頼があれば引き受けるかどうかを決めています。ところがこんなやり方が最もあてになるのですから不思議なものです。


2001.05.22

私はこんな仕事をしています Vol.7

とは言っても、常に自らを多角的客観的に分析して正確に現状を認識でき、将来への方向性と方法論を柔軟に模索して自らの責任においてその都度確定できるような個人や法人に対しては、私のような存在は何らの意味も価値も持ち得ないのですから、実際のところ問題のない顧客は私には存在しないことになってしまい、ここが私の顧客を選ぶうえで最も難しくまた重要なポイントとなります。

ここで顧客の選択を間違わなければ、つまり方針と方法論の決定にあたってのすべての責任をリスクできる顧客でありさえすれば、一時的な失敗もその先の大きな成功への一つの過程として、深い信頼と協調の強固な関係を日々構築していきながら、ともに悔しがったり笑ったりし合うこともできますが、最初の困難に直面する時までは始めてみないと判らないのが実際のところです。


2001.05.21

私はこんな仕事をしています Vol.6

当事者はなかなかこれまで営々と築いてきた方法論から脱却できないものです し、自らの問題点も多くの人達は認めたがらないものです。

問題提起から仕事を 始める私は、顧客に対して一切の遠慮はしない姿勢で終始一貫していますから、 仕事になるならない、また成果につながるつながらない、そして私の評価もはっ きりと二分化しています。

これまでの経験から言って、結局のところ自ら信じる道を行くのがベストと確信していますし、成功と失敗の確立は常にフィフティーフィフティーですから、 後々に遺恨を残さないように報酬は完全成果主義としていますが(したがって失敗すれば無報酬となってしまいます)、それでも時にはトラブルは起こってしまいます。

世間にはうまくいく時以外は自らの言動に責任を持てない持たない、自分の視点でしか物事を認識できない認識しようとしない人達がとても多いのです。


2001.05.20

私はこんな仕事をしています Vol.5

これまでの社会におけるトレンドは、何といってもその道のスペシャリストであったといえます。

本来私達の豊かな生活と健全かつ安全な社会の育成のために必要な様々な役割を私達は分担しているわけですから、第三者に対してそれなりの対価を支払う以上は、プロフェッショナルな専門性を求めることは自然な成り行きといえます。

もちろん少数派とは言えども、多くのスペシャリストをとりまとめるジェネラリストは存在してはいましたが、それなりの社会的な立場や実績を持たないと、なかなか信用されにくい存在であったことは否定できません。

しかし、経済成長過程や好景気下においてはスペシャリスト偏重の傾向が高まっても、昨今のような社会自体や構成する企業や個人が明確な方向性を失い、新たな方向性と方法論を模索しているような不確かな時代においては、私が目指しているジェネラリストの活躍の場や機会が増大してきています。


2001.05.19

私はこんな仕事をしています Vol.4

私の最大の売りである反面また弱点でもあるのは、私が究極のgeneralistを目指しているということです。

自分で言うのもおこがましいのですが、幼少期から私は器用貧乏で何でも人並み以上にはできた反面、何一つとして抜きん出るものがありませんでした。

そんなことからこれまで私は、日常の生活においても仕事の上でも様々な世界の様々な人々や事象と関わりながら、様々な試行錯誤を重ね、自らの身を置くべき場所や この身の置き方を模索しつつ日々を過ごすうちに、現状の生活と仕事のスタイルに自然に辿り着きました。 それはどの世界にも片隅に属していながらもそれらのどの世界にも帰属しない異邦人としての生き方です。

迷いを捨ててgeneralistに徹しつつ、何者にもならずどこにも属さず異邦人としての終身旅行を自らによしとすれば、そんな私の在り様もそれなりの意味を持ち始めるのです。


2001.05.18

私はこんな仕事をしています Vol.3

私が手がけるコンセプトデザイナーとしての仕事は、事業計画を立案するところから、案件がオンビジネスになるまでの過程のあらゆる部門と職種にわたります。

契約条件も様々で、単に事業計画自体を販売するだけでそれ以降はノータッチという場合もあれば、顧客企業のスタッフの一員として一緒に案件推進にあたったり、外部でプロジェクトチームを組織して案件ごと代行してしまうようなケースもあります。

実際に私があたる実務も種々雑多で、顧客企業の営業やプレゼンテーション(顧客企業の顧客に対しての)、案件の進行管理、案件の収支管理と上層部への報告 などはもちろんのこと、それらの過程においてITシステムの改良や刷新、IT関連を中心とした顧客スタッフの教育、各種販促ツールの企画制作など、さらには必要に応じて資料を収集したり、原稿を書いたり、写真を取ったりなどいった顧客の日常業務にもあたります。


2001.05.15

私はこんな仕事をしています Vol.2

私は、フリーランスのコンセプトデザイナーです。

顧客とともに考えるプランナーとして新規案件を立案したり、顧客とともに行動し支援するアドバイザーとして案件の進行を管理したり、また顧客の案件の一部もしくは全体の実務をスタッフとして代行したり、あるいはそれらすべてを総合的に組織的に請け負うといったことを仕事にしています。

またこのところでは、個人の独自な資産運用ノウハウを主として投融資の視点から考案したり、独立開業を目指す個人を様々な形で支援したり、職場や家庭内の様々な状況を改善したり問題点を解消するお手伝いをしたりと、法人顧客に限らず個人顧客からのあらゆる方面にわたる様々な依頼に応じるようにもなり、最近ではこうした個人顧客を対象にした細々した仕事の方に興味や情熱を感じるようになってきています。


2001.05.13

私はこんな仕事をしています

私は様々な人達と様々な共同事業をしていると同時に、私一人でもいくつかの仕事をしているので、初対面の人にどんな仕事をしているのかと尋ねられるといつもとても困ってしまいます。

でも、とても簡潔に説明できるような状況でもありませんし、とりあえずすべてひっくるめてフリーランスのコンセプトデザイナーですと答えるか、もしくはその時々の状況と相手に合わせて何か一つの職種を選んで答えるようにしています。